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米加州議員、排ガスゼロ車15%義務づける法案を撤回へ

8月18日、米カリフォルニア州下院議員が、2025年までに同州で販売する車の15%をZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)にするように義務づける法案を撤回すると発表した。写真はカリフォルニア州サンディエゴで撮影(2016年 ロイター/Mike Blake)
[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米カリフォルニア州下院議員が18日、2025年までに同州で販売する車の15%をZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)にするように義務づける法案を撤回すると発表した。自動車メーカーや石油産業、労働団体からの強い反対が理由だとした。
法案を準備したオータム・バーク下院議員の広報担当者は「法案への理解を求めたが、対立を乗り越える十分な時間がなかった」とロイターへの電子メールで述べた。
バーク議員は利害関係者らと会談し、2017年に修正した法案をあらためて上程する考えだという。
これにより、同州のZEV推進プログラムが影響を受けることはない。カリフォルニア州大気資源局(CARB)は数年前からZEVの商用化を加速させるプログラムを進めてきた。同州では2025年までにZEVを150万台走らせる目標を掲げている。