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中国の王毅外相、韓国のTHAAD配備決定は信頼関係損なうと批判
7月25日、中国の王毅外相は、韓国が北朝鮮からの脅威に対抗するため、米国製の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を決定したことについて、中韓の相互信頼の土台を損なうものだと批判した。写真は北京で1月撮影(2016年 ロイター/Jason Lee)
中国の王毅外相は、韓国が北朝鮮からの脅威に対抗するため、米国製の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を決定したことについて、中韓の相互信頼の土台を損なうものだと批判した。25日にメディアが報じた。
両外相は東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に出席するため訪れたラオスの首都ビエンチャンで24日遅くに会談した。
韓国の聯合ニュースやKBSテレビによると、王外相は韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相に対し「韓国側の最近の動きは、両国の相互信頼の土台を損なうものだ」と語ったと伝えた。
これに対し、尹外相はこの措置は韓国の安全保障を守るためであり、中国の権益を損なうことはないと語った。
今月、韓国と米国がTHAAD配備を発表したことで、すでに中国政府は地域の安全保障を不安定にすると反発していた。
THAAD配備は孤立を深める北朝鮮に圧力をかけることが狙いだが、中国は迎撃システムのレーダーによって中国の軍事能力の追跡が可能になると懸念を表明し、ロシアも配備に反対している。