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豪下院選は大接戦、結果判明5日以降に 「宙づり議会」の可能性

2016年07月04日(月)10時38分

7月4日、2日に投票が行われた豪総選挙の下院選は、ターンブル首相(写真)率いる自由党と国民党からなる与党連合と野党・労働党とのまれにみる接戦となっている。3日撮影(2016年 ロイター/DAVID GRAY)

[シドニー 4日 ロイター] - 2日に投票が行われた豪総選挙の下院選は、ターンブル首相率いる自由党と国民党からなる与党連合と野党・労働党とのまれにみる接戦となり、週末に勝敗が付かないまま、開票作業はいったん中断された。

選挙管理委員会の規定に基づき、下院選の開票は5日に再開される。上院選の開票は4日に再開された。

開票中断前の時点で、下院(定数150)での労働党の獲得議席は67議席、与党連合は65議席、無所属は4議席、緑の党は1議席。残りの13議席は確定していない。

下院で過半数を握るには76議席が必要だが、与野党のどちらも過半数に届かない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となる可能性が浮上している。

ターンブル首相は3日、与党連合の勝利を「確信している」と語ったが、政権の行方を握る無所属議員らは与野党どちらへの協力も表明していない。

首相と労働党のショーテン党首は3日、少数政権も視野に無所属議員との協議をそれぞれ開始した。

票の集計には数日、長くて数週間かかるとみられ、政局の先行き不透明感から豪ドルや豪株に売り圧力がかかる可能性が高い。

*内容を追加します。

ロイター
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