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サンダース氏は16日のビデオ演説で撤退表明せず=広報担当者
6月15日、米大統領選の民主党候補指名争いを継続しているバーニー・サンダース上院議員(=写真)は、16日に全米の支持者に向けてビデオ演説を予定している。14日ワシントンDCで撮影(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名争いを継続しているバーニー・サンダース上院議員は、16日に全米の支持者に向けてビデオ演説を予定している。これについて広報担当者は、同議員が撤退を表明したり、指名獲得を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官を支持したりするつもりはなく、自らの政策課題や改革目標を追求する意向であると語った。
民主党内でサンダース氏への撤退圧力が強まる中、広報担当のマイケル・ブリッグス氏は15日、演説は最低賃金引上げや政治と金の問題、気候変動対策などで今後も闘い続けるための内容になると述べた。
ブリッグス氏は指名争いについて「彼はやめない」とし、「何とかして突き進み、そうした課題をいかに前進させるか。支持者に向けた今回のメッセージは一段と広範なものになるだろう」と語った。
サンダース・クリントン両氏は首都ワシントンの最後の予備選を終えた14日夜、ホテルで90分以上会談した。両陣営の声明はそろって会談を「前向き」だったと表現した。共和党候補指名が確実となったドナルド・トランプ氏を打倒するという共通目標について話し合ったという。
サンダース氏は15日に地元バーモント州に戻り、演説の準備に取りかかった。また、クリントン氏から自らの主張への支持を取り付ける方法を検討しているとみられる。