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訂正:過剰原油供給、下期に一段と緩和へ=OPEC月報

6月13日、石油輸出国機構(OPEC)は同日公表した月報で、ナイジェリアやカナダでの一部生産停止により、原油相場は下半期に一段と均衡するとの見通しを明らかにした。写真はウィーンにあるOPEC本部。3月撮影(2016年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ロンドン 13日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は13日公表した月報で、ナイジェリアやカナダでの一部生産停止により、原油相場は下半期に一段と均衡するとの見通しを明らかにした。
5月はナイジェリアを中心にOPEC加盟国の原油生産が日量10万バレル減少したと指摘した。下期は季節要因でOPEC産原油の需要が高まる一方、非加盟国の産油量は減少するとの見方を維持した。
「今後数四半期で市場の過剰供給は緩和する公算が大きい」と予想。「ナイジェリアとカナダでの生産停止で市場の需給が大幅に引き締まり、大方の予想よりも早く均衡に近づいた。これにより価格が下支えされた」と分析した。
OPECの生産量が5月のペースを維持した場合、下期に日量16万バレルの供給不足となる(訂正)としている。第1・四半期の過剰供給は日量259万バレルだった。
*英文の訂正により、当初削除した第4段落の「OPECの生産量が5月のペースを維持した場合、下期の過剰供給は日量16万バレルになる」の箇所について、「下期に日量16万バレルの供給不足となる」に再度訂正します。