ニュース速報

ワールド

日本の核兵器使用、あり得ない=法制局長官答弁で菅官房長官

2016年03月18日(金)17時04分

 3月18日、菅義偉官房長官は午後の会見で、この日の参議院予算委員会で横畠裕介・内閣法制局長官が核兵器の使用を憲法は禁止していないとの趣旨の発言をしたことに関して、日本が核兵器を使用することは「あり得ない」と強調した。写真は都内で昨年1月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 18日 ロイター] - 菅義偉官房長官は18日午後の会見で、この日の参議院予算委員会で横畠裕介・内閣法制局長官が核兵器の使用を憲法は禁止していないとの趣旨の発言をしたことに関して、日本が核兵器を使用することは「あり得ない」と強調した。

共同通信によると、横畠長官は18日の参院予算委で、核兵器の使用が憲法違反にあたるかとの質問に対して「憲法上あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えていない」との見解を表明した。

日本が将来、核兵器を使用する可能性について菅官房長官は「そんなことは全くない。あり得ないことだからあり得ない。法制局からは過去の国会答弁を踏まえて答弁したと報告を受けている」と説明した。

*写真を差し替えます。

(石田仁志)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続伸、大型・グロース株が高い 「サン

ワールド

香港、民主活動家ら6人指名手配 懸賞金も

ワールド

略奪でガザの食料供給機能不全、イスラエルの対策言明

ワールド

イラン、ワッツアップなどの禁止解除 ネット規制緩和
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシアの都市カザンを自爆攻撃
  • 3
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリスマストイが「誇り高く立っている」と話題
  • 4
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 5
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 8
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 9
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 10
    日本製鉄、USスチール買収案でバイデン大統領が「不…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 5
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 6
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 7
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 8
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中