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移民問題で継続的努力、独地方選受けメルケル首相表明
2016年03月15日(火)00時46分
3月14日、ドイツのメルケル首相は移民問題で欧州全体としての解決を見出していく姿勢をあらためて示した。写真はベルリンで同日撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は14日、前日に国内3州で行われた議会選挙で自ら率いるキリスト教民主同盟(CDU)が失速したことについて、CDUにとり困難な1日となったとしながらも、選挙で主要な争点となった移民問題について欧州全体としての解決を見出していく姿勢をあらためて示した。
州議会選挙でCDUはバーデン・ビュルテンベルク州、ラインラント・プファルツ州、ザクセン・アンハルト州の3州すべてで後退。一方、反移民を掲げる「ドイツのための選択肢(AfD)」はザクセン・アンハルト州で第2党となり、他の2州でも躍進した。
メルケル首相は記者会見で「CDUにとり13日は困難な1日になった」とし、「移民・難民問題については、これまでに明らかに多くの進展が見られてきたが、持続可能な解決法はまだ見出せていない。欧州全体に関わる解決法が必要だと確信しているが、これには時間がかかる」と述べた。
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