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「イスラム国」、イラクでも化学兵器使用 OPCW確認=外交筋
2016年02月16日(火)09時30分
2月15日、過激派組織「イスラム国」がイラクのクルド人部隊との戦闘で化学兵器のマスタードガスを使用していたことが、化学兵器禁止機関の検査で分かった。外交筋が明らかにした。写真はイスラム国の旗を持つイスラム国兵士、イラクで2014年1月撮影(2016年 ロイター)
[アムステルダム 15日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」がイラクのクルド人部隊との戦闘で化学兵器のマスタードガスを使用していたことが、化学兵器禁止機関(OPCW)の検査で分かった。外交筋が明らかにした。
イラクで化学兵器の使用が確認されたのはフセイン政権崩壊後初めて。
それによると、クルド人自治区の中心都市である北部アルビルで昨年8月、「イスラム国」との戦闘中に体調が悪くなった兵士からサンプルを採取。OPCWの検査施設で調べた結果、マスタードガスが確認されたという。
OPCWは昨年10月、隣国シリアでもマスタードガスが使用されたと断定した。
化学兵器の入手先は明らかになっていないが、別の外交筋によると、「イスラム国」がシリアの備蓄を入手した可能性があるという。
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