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自衛隊に破壊措置命令、北朝鮮のミサイル発射に備え=政府筋

1月29日、北朝鮮が長距離ミサイルを発射する兆候があることを受け、中谷元防衛相が自衛隊に破壊措置命令を出したことが分かった。写真は都内で昨年10月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 29日 ロイター] - 北朝鮮が長距離ミサイルを発射する兆候があることを受け、中谷元防衛相が自衛隊に破壊措置命令を出したことが29日、分かった。政府筋が明らかにした。自衛隊はミサイル迎撃能力を備えたイージス艦などを展開し、警戒を強める。
米政府関係者によると、北朝鮮のミサイル発射場周辺の活動が活発化しており、数週間以内に打ち上げを実施する可能性があるという。
菅義偉官房将官は29日の閣議後会見で、「(北朝鮮が)事前の予告なく挑発行動に出る可能性は否定できない。いかなる事態にも対応できる態勢はしっかりとっている」と語った。
日本は2014年にも、北朝鮮のミサイル発射に備えて破壊措置命令を発令。自衛隊は海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦を日本海に派遣した。