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イスラム国原油の大半、アサド政権に売却 一部はトルコへ=米高官

2015年12月11日(金)16時03分

 12月10日、米財務省の高官は10日、過激派組織「イスラム国」の原油取引が月4000万ドルに上り、売却先は主にシリアのアサド政権で、一部がトルコ側にわたっていると指摘した。写真はイスラム国の旗を掲げる支持者。シリア北部ラッカで昨年6月撮影(2015年 ロイター)

[ロンドン 10日 ロイター] - 米財務省の高官は10日、過激派組織「イスラム国」の原油取引が月4000万ドルに上り、売却先は主にシリアのアサド政権で、一部がトルコ側にわたっていると指摘した。

米財務省テロ・金融情報局のズービン次官代行はロンドンでの講演で「イスラム国が売却する原油の大部分はアサド政権向け。双方は攻撃し合う一方で巨額な取引もしている」とした上で「一部はトルコ側にわたっている」と述べた。

ズービン氏によると、イスラム国が闇市場での原油売却で得た収入は5億ドルを超えている。同氏は、イスラム国の資金調達を阻むには、収入源となるインフラの壊滅が必要と指摘した。

*写真キャプションを追加して再送します。

ロイター
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