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訂正-北京の大気汚染警報に初の「赤色」、警告に従わない市民も
12月8日、北京市当局は7日、大気汚染による高濃度スモッグが少なくとも今後3日間続く見込みだとして、初めて「赤色警報」を発令したが、屋外活動時間や車両利用制限などの警告に従わない市民も多くみられた。北京で撮影(2015年 ロイター)
[北京 8日 ロイター] - 北京市当局は7日、大気汚染による高濃度スモッグが少なくとも今後3日間続く見込みだとして、初めて「赤色警報」を発令したが、屋外活動時間や車両利用制限などの警告に従わない市民も多くみられた。
国営ラジオ局によると、8日はナンバープレートの末尾が奇数の車両の運転は禁止されたが、規定を無視して車を運転するいる人もみられたという。ラジオ局のサイトのブログでは、ナンバープレートの末尾を隠すために貼られた紙を取り除く警察官の姿などの写真がアップされている。
また、新華社配信の写真によれば、早朝の天安門広場で、子供を含む数百人が国旗掲揚の様子を見に集まっていた。
陳吉寧環境保護相は7日夜、特別会議を開き、北京市と、天津市を含むその近郊都市での汚染監視を強化するよう促し、環境調査にあたるスタッフを増員した。
赤色警報が発令されると、大型車両の運転は禁止となり、一般車両もほぼ半数(訂正)が運転を禁じられる。また、ほとんどの学校が休校となり、企業も就業時間をフレックスタイム制に切り替えるよう推奨され、大型の野外活動は中止となる。
*英文の訂正により、第5段落の「30%」を「ほぼ半数」に訂正します