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イエメン大統領、和平交渉に合わせ7日間の停戦提案
12月7日、政府とイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」との内戦状態にあるイエメンで7日、ハディ暫定大統領が、政権側を支持するサウジアラビアなど連合国に一時停戦を提案した。写真はイエメンの都市、マアリブで5日撮影(2015年 ロイター/Ali Owidha)
[国連 7日 ロイター] - 政府とイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」との内戦状態にあるイエメンで7日、ハディ暫定大統領が、政権側を支持するサウジアラビアなど連合国に一時停戦を提案した。
同暫定大統領は、国連の潘基文事務総長に宛てた書簡で、国連の仲介で15日から開催される和平協議の成功を期すため、同日から7日間の停戦を提案したことを明らかにした。停戦はフーシの対応次第で自動的に延長されるという。
同大統領は「国連特使がフーシに対し、恒久的な停戦実現に向けて現実的な対応をとるよう要請することを望む」と表明した。
6月にも和平協議が行われたが、戦闘が拡大するなか不調に終わった。停戦協議も、双方がお互いの合意違反を批判して物別れとなっている。
ハディ政権側を支持するサウジは、イランの支援を受ける「フーシ」の排除と政府の復権に向け、今年3月からイエメンへの軍事介入を開始している。
*文言を補って再送します。