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米銃乱射事件を「テロ行為」として捜査、イスラム国に忠誠
12月4日、米FBI幹部は、カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で発生した銃乱射事件について、「テロ行為」として捜査を進めていることを明らかにした。写真は容疑者が射殺された付近の捜査現場から銃を運ぶ警察官。3日撮影(ロイター/Mike Blake)
[サンバーナディーノ(米カリフォルニア州)/ワシントン 4日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)幹部は4日、カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で2日に発生した銃乱射事件について、「テロ行為」として捜査を進めていることを明らかにした。
ただ、コメイFBI長官は記者団に対し、今回の事件が組織的に計画されたものだったことを示す証拠はないと述べた。
14人が犠牲になった同事件では、タシュフィーン・マリク容疑者(27)と夫のサイード・ファルーク容疑者(28)が警察に射殺されている。
FBIロサンゼルス支部のアシスタント・ディレクター、デビッド・ボウディッチ氏は記者会見で、このうちマリク容疑者がインターネットへの投稿で過激派組織「イスラム国」の指導者バグダディ容疑者への忠誠を誓っていたことを明らかにし、「こうした情報に基づき、われわれは今回の事件をテロ行為として捜査している」と述べた。
メディアによると事件発生当日にマリク容疑者はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックへの投稿で「イスラム国」に忠誠を誓っていた。
フェイスブックはマリク容疑者のものと見られるプロフィールを削除したとしている。
マリク容疑者はパキスタン出身で、サウジアラビアに20年以上在住。関係筋はロイターに対し、今回の展開で捜査の行方は大きく変わると指摘。ただ、別の関係筋は「イスラム国」は事件を起こした2人を知っていた可能性がある証拠はないとしている。
*見出しを変更し、写真を付けて再送します。