ニュース速報

ワールド

10月のOPEC産油量が減少、なお高水準=調査

2015年10月30日(金)22時24分

10月30日、今月のOPEC産油量が前月から減少していることが分かった。ベネズエラの油井のバルブから染み出る原油。4月16日撮影。(2015年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[ロンドン 30日 ロイター] - 10月の石油輸出国機構(OPEC)産油量が前月から減少していることが分かった。アフリカの加盟国の生産量が増えたが、サウジアラビア、イラクの減少が全体を押し下げた。出荷データや業界筋からの情報を基に、ロイターが調査を実施した。

10月の石油生産量は前月の日量3176万バレルから同3164万バレルに減少した。末日が含まれていないため、最終的なデータは変更される可能性がある。

OPECは昨年11月以降、市場シェア維持のため原油価格が下落する中でも増産基調を続けており、10月の生産量は依然、7月につけた過去最高の日量3188万バレルからそう遠くない水準だ。

サウジの生産量減少は冷房需要が減る季節要因により発電向けの原油使用が減ったことが要因で、原油価格押し上げに向けた意図的な減産ではないとみられている。

10月のサウジの産油量は日量1010万バレルと、過去最高だった6月の1056万バレルから小幅減の水準にとどまっている。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

三菱UFJ銀、普通預金金利を0.2%に引き上げ 日

ビジネス

今後も見通し実現なら利上げ、ペースや時期は経済・物

ビジネス

LGエナジー、EV需要鈍化で設備投資削減へ 第4四

ワールド

日本人男児刺殺で初公判、中国外務省「法に従い審理」
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 3
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ人の過半数はUSスチール問題を「全く知らない」
  • 4
    いま金の価格が上がり続ける不思議
  • 5
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 6
    「後継者誕生?」バロン・トランプ氏、父の就任式で…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 9
    電気ショックの餌食に...作戦拒否のロシア兵をテーザ…
  • 10
    【トランプ2.0】「少数の金持ちによる少数の金持ちの…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 10
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中