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IMF、先進国の緩和策に疑問呈するべき=インド中銀総裁
2015年10月19日(月)18時22分
[ムンバイ 19日 ロイター] - インド準備銀行(RBI)のラジャン総裁は19日、国際通貨基金(IMF)に対して「様子見姿勢」を止めるよう要請し、先進国が導入した金融緩和策に疑問を呈す上で積極的な役割を果たすべきだと主張した。
来月トルコで開くG20サミットを前に講演した。IMFのチーフエコノミストを務めた経歴を持つラジャン総裁は、先進国は世界経済へのマイナスの影響を考慮せずに緩和政策を導入している、と強調した。
総裁は、「極端な」措置により変動の激しい資本フローが新興市場に向かい、為替介入で通貨切り下げ競争のリスクが高まった、と指摘。
「IMFはこのような政策について様子見の姿勢をとり、称賛すらしている。その評価をめぐって、疑問を呈してこなかった」と述べた。
ラジャン総裁は今回、特定の国を名指しし非難することはなかったが、これまでにも先進国の緩和策に対して批判的な発言を行っている。
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