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天津の爆発事故、現場の倉庫会社は2013年の安全検査で不合格
8月13日、中国天津市の工業地帯で12日夜に起きた爆発事故で、事故現場となった倉庫を保有する会社が2013年の安全検査に合格していなかったことがわかった。写真は現場付近で消火活動にあたる人々(2015年 ロイター/China Daily)
[上海 13日 ロイター] - 中国天津市の工業地帯で12日夜に起きた大規模な爆発事故で、事故現場となった倉庫を保有し、危険物の取り扱いを専門とする倉庫会社(Ruihai International Logistics)が2013年に行われた安全検査に合格していなかったことがわかった。同市の保安当局が明らかにした。
当局の検査を受けたのは、倉庫会社が所有するコンテナ4325個で、そのうち5個が基準を満たしていなかったとされる。2014年1月に当局のウェブサイトに掲載された情報によると、同社を含む5社が所有するコンテナ1万4000個以上が検査を受けたが、そのうち29個が安全基準を満たしていなかった。
2014年に政府の別の環境検査官が作成したリポートによると、この倉庫設備は、「極めて危険な物質」とされるシアン化ナトリウムのほか、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなど爆発する恐れのある物質を保管するために建設された。