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中国天津市の爆発で44人死亡・520人負傷、火薬24トン分に相当か
8月13日、中国天津市の工業地帯で現地時間12日夜に起きた大規模な爆発で、当局や国営メディアは、死者は少なくとも44人、負傷者は520人に上ると発表。同市で撮影(2015年 ロイター)
[天津/北京(中国) 13日 ロイター] - 中国天津市の工業地帯で現地時間12日夜に起きた大規模な爆発で、当局や国営メディアは13日、死者は少なくとも44人に上ると発表した。死者には消防士10人以上が含まれているという。
天津市当局は中国版ツイッターの微博(ウェイボ)で、少なくとも520人が負傷したとし、このうち60人以上は重傷だと明らかにした。
中央テレビ(CCTV)によると、爆発は現地時間午後11時半(日本時間13日午前0時半)ごろ、爆発物の積荷付近で2回起きたという。
新華社は、1回目の爆発はTNT火薬3トン、2回目は同21トンに相当する規模だったと伝えている。
CCTVのマイクロブログによると、習近平国家主席は、関係当局に、爆発で起きた火災の迅速な消火、負傷者の救出、周辺地域及び住民の安全確保に全力を挙げるよう指示した。
京報網が天津市の消防当局の話として伝えたところによると、現場で消火活動にあたっていた消防士36人と連絡が取れなくなっていた。
天津市は人口約1500万人の港湾都市。インターネットに投稿された動画には、爆発やその衝撃波で住宅や車が揺れる様子が映し出されている。港湾当局者によると、天津港は通常通り運営されているという。
教師だというカナダ人女性はBBCに対し、「窓の外を見ると、空が真っ赤に染まっていた。皆、地震だと思ってアパートの外へ避難した。爆発による閃光がすさまじかった」と語った。
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