ニュース速報

ワールド

9カ月で1万人超の「イスラム国」戦闘員殺害=米国務副長官

2015年06月03日(水)18時21分

 6月3日、ブリンケン米国務副長官は、米国主導の有志連合がイラクやシリアで過激派組織「イスラム国」掃討作戦を開始して以来9カ月間に、1万人以上の戦闘員を殺害したことを明らかにした。メキシコシティーで4月撮影(2015年 ロイター/Henry Romero)

[パリ 3日 ロイター] - ブリンケン米国務副長官は3日、米国主導の有志連合がイラクやシリアで過激派組織「イスラム国」掃討作戦を開始して以来9カ月間に、1万人以上の戦闘員を殺害したことを明らかにした。フランス・インター・ラジオに対して述べた。

同副長官は、掃討作戦は大きな成果を上げているものの、「イスラム国」は常に戦闘員を補充しており、現地の戦闘において主導権を握る能力がある、と指摘。ただ、掃討作戦は開始時に3年に及ぶ可能性を想定していたとし、作戦開始以来9カ月でイスラム国が1万人を超える戦闘員を失ったことは「いずれ大きな影響を与える」と述べた。

同副長官はパリで開かれた「イスラム国」対策を協議する有志連合参加国の閣僚級会合に出席していた。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米利下げ、段階的で忍耐強いアプローチ必要 不透明感

ビジネス

FRB利下げ継続、ペースは指標次第=フィラデルフィ

ビジネス

英ポンド急落、国債利回り16年ぶり高水準 財政不安

ビジネス

買収提案、5月株主総会までに一定の判断=買収提案で
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 3
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 4
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 5
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 6
    「ポケモンGO」は中国のスパイ? CIAの道具?...大人…
  • 7
    いち早く動いたソフトバンク...国内から「富の流出」…
  • 8
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 9
    2025年、ついにオアシス再結成......その真実を語ろう
  • 10
    大河ドラマ『べらぼう』が10倍面白くなる基礎知識! …
  • 1
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 2
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 3
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 7
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 8
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 7
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 8
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中