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米軍研究所が生きた炭疽菌を誤送付、米国内や在韓基地に
2015年05月28日(木)10時08分
5月27日、米国防総省はユタ州にある軍研究施設が生きた炭疽菌を米国内9カ所の研究所と韓国の米空軍基地に誤って送付していたと明らかにした。写真は調査を行っている米疾病対策センター。アトランタで昨年6月撮影(2014年 ロイター/TAMI CHAPPELL)
[ワシントン/ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国防総省は27日、ユタ州にある軍研究施設が生きた炭疽(たんそ)菌を米国内9カ所の研究所と韓国の米空軍基地に誤って送付していたと明らかにした。
同省によると、感染が疑われる例や一般への危険はこれまでのところないとしているが、民間人4人に対して予防措置が取られている。この措置は通常、ワクチンや抗生物質の投与などが行われるという。
また、同時に調査に当たっている米疾病対策センター(CDC)も、民間人4人の感染リスクは「極めて小さい」としている。
国防総省は炭疽菌の送付について、生物兵器を検出する技術の開発が目的だったと説明した。
CDCによると、各施設へ送付された炭疽菌のサンプルは安全に管理されているという。
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