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チリ噴火で周辺国の航空便相次ぎ欠航、ブラジル南部にも火山灰

2015年04月27日(月)11時05分

 4月25日、22日に噴火したチリ南部のカルブコ火山から噴出した火山灰が25日、ブラジル南部にまで到達した。近隣諸国を発着する航空便にも欠航が相次いでいる。24日撮影(2015年 ロイター/Ivan Alvarado)

[サンティアゴ 25日 ロイター] - 22日に噴火したチリ南部のカルブコ火山から噴出した火山灰が25日、ブラジル南部にまで到達した。チリのほか、アルゼンチンやウルグアイなど近隣諸国を発着する航空便にも欠航が相次いでいる。

カルブコ火山からの噴煙は上空17キロメートルの高さに達し、周辺市街は厚い火山灰に覆われた。噴火口から半径20キロの地域の住民ら約6500人が避難を余儀なくされたものの、25日に住民の一時帰宅が許可された。

空の便への影響は近隣諸国にも広がっている。デルタ航空、エールフランス、アメリカン航空などは、予防的措置としてサンティアゴやブエノスアイレス、モンテビデオを離発着する便の運航を取りやめた。一方、これらの都市を離発着するLATAM航空グループやアルゼンチン航空の便は通常通り運航を続けている。

また地元メディアによると、ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州でも一部フライトがキャンセルされたという。

ロイター
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