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韓国GDP、第1四半期は前期比で加速
4月23日、韓国銀行(中央銀行)が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.8%増(季節調整済み)となり、前四半期のプラス0.3%から加速した。ソウル市内で3月撮影(2015年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 23日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.8%増(季節調整済み)となり、前四半期のプラス0.3%から加速、ロイター調査による市場予想(0.7%増)をわずかに上回った。
ただ、GDPの伸びは前年比では2.4%と市場予想と一致したものの、2013年第1・四半期以来2年ぶりの低水準を記録。追加緩和観測の後退につながる内容とはならなかった。
東部証券のアナリストは「きょうの数字は経済活動がまだ強くないという市場のコンセンサスを変えるものではなかった」と指摘。5月にあと1回利下げがあると予想した。
項目別では大きな伸びを示したのは、建設投資と知的財産(IP)投資だけだった。
建設投資は前期比プラス7.5%で、2001年第3・四半期(8.6%)以来の高い伸びとなった。ただ、前四半期のマイナス幅7.8%をすべて回復するには至らなかった。
IP投資はプラス2.6%。企業の研究開発投資を背景に、伸びは2013年第4・四半期以来の高水準となった。
民間消費は0.6%増で、前四半期の0.5%から加速。資本投資は4.0%増からゼロ成長に減速した。
政府支出は0.2%増加した。