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原油価格改善へ支援の用意、単独では行わず=サウジ石油相
4月7日、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は、価格改善を支援する用意があるとの認識を示した。写真はウィーンで2013年12月撮影(2015年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[リヤド 7日 ロイター] - サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は7日、原油相場の安定および価格改善を支援する用意があると表明した。ただし、石油輸出国機構(OPEC)以外の生産国が加わった場合に限るとも指摘した。
ヌアイミ石油相は経済関連の会議で「サウジは依然、市場の安定回復および、妥当かつ適切なやり方で価格改善を支援する用意があると明確にしたいが、サウジや湾岸諸国、もしくはOPECだけが負担しないよう、明確な原則と高い透明性に基づき、他の主要原油生産、輸出国とともに行う」と述べた。
ヌアイミ石油相はこの数カ月、OPEC以外の主要輸出国との協力に、より前向きな姿勢を取っている。エナジー・マネジメント・インスティチュートの上級パートナー、ドミニク・チリチェラ氏は、同相が他の生産国との協調に言及したことについて「この2日の強気相場を後押しする材料」との見方を示した。
ヌアイミ石油相はまた、サウジが米国のシェールオイル産業と競合しておらず、サウジ自身がシェールのガス資源開発について検討する機会を設けているとの立場を改めて示した。
*内容を追加します。