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日朝協議困難との通知、受け入れることできず遺憾=菅官房長官

2015年04月03日(金)12時14分

 4月3日、菅義偉官房長官は閣議後の会見で、北朝鮮が日朝協議は困難とする通知を日本に送ってきたことについて「受け入れることはできず、極めて遺憾だ」と語った。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino )

[東京 3日 ロイター] - 菅義偉官房長官は3日、閣議後の会見で、北朝鮮が日朝協議は困難とする通知を日本に送ってきたことについて「受け入れることはできず、極めて遺憾だ」と語った。

共同通信によると、北朝鮮は2日、日本の警察当局が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の議長宅を家宅捜索したことを「重大な政治的挑発」と非難。日本側に、政府間協議ができなくなっている、とする通知を送った。

菅官房長官は「日本側は昨年5月の日朝合意を誠実に履行してきている」としたうえで「政府としては北朝鮮側に、日朝合意に従い、(拉致問題などの)迅速な調査を行い、1日も早く調査結果を正直に報告することを強く求めている」と語った。

また、こうした政府の考え方を北朝鮮側に「速やかに伝える予定だ」と述べ、「対話と圧力、行動対行動という基本方針のもと、しっかりやっていきたい」との姿勢をあらためて示した。

自民党が将来の電源構成についての提言案で、原発を含めたベースロード電源を6割としていることについては、「党で議論が続いている。現時点で政府としてコメントは控えたい」と述べるにとどめた。

(石田仁志)

ロイター
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