ニュース速報

ワールド

サウジなどイエメン空爆、イランは軍事介入非難

2015年03月27日(金)04時06分

 3月26日、イエメンでサウジアラビアなど湾岸のアラブ諸国が空爆を開始した。写真は空爆地点で26日撮影(2015年 ロイター/Khaled Abdullah)

[サヌア/アデン 26日 ロイター] - 中東イエメンで、首都サヌアを掌握しハディ暫定大統領と対立している反体制派のイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」対し、スンニ派の隣国サウジアラビアなど湾岸のアラブ諸国が26日、空爆を開始した。

これに対し、フーシ派を支援するシーア派のイランはサウジなどによる軍事介入を非難。イスラム教の宗派対立を背景としたイエメンでの衝突は解決策が見い出せないまま、一層混迷を深めている。

地元住民によると、サヌアでは軍用機が主要空港や空軍基地近辺を攻撃した。ロイター記者が目撃したところでは、家屋の被害は4棟もしくは5棟。救護隊によると死者は医師を含め少なくとも13人となっている。

部族筋などの情報によると、イエメンとサウジの国境付近でも軍用機による空爆が行われた。

こうしたなか、アデンの北方周辺では、フーシ派と大統領派の軍部隊が衝突。ハディ派によると、これまでにフーシ派兵士13人、大統領派兵士3人が死亡した。前日フーシ派に占拠されたアデンの空港は、大統領派が奪還したという。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ノーベル生理学・医学賞、マイクロRNA発見のアンブ

ワールド

駐米ロシア大使、任期満了し帰国 後任指名するとクレ

ワールド

ヒズボラ、イスラエル第3の都市に初のミサイル攻撃 

ビジネス

賃上げ「継続必要」の認識広がる、消費も下支え=日銀
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 2
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」の中国が世界から見捨てられる
  • 3
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決闘」方法に「現実はこう」「想像と違う」の声
  • 4
    新NISAで人気「オルカン」の、実は高いリスク。投資…
  • 5
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「…
  • 6
    「核兵器を除く世界最強の爆弾」 ハルキウ州での「巨…
  • 7
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 8
    常勝軍団の家族秘話...大谷翔平のチームメイトたちが…
  • 9
    羽生結弦がいま「能登に伝えたい」思い...被災地支援…
  • 10
    もう「あの頃」に戻れない? 英ウィリアム皇太子とヘ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 4
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」…
  • 5
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 6
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 7
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 8
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 9
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 10
    羽生結弦がいま「能登に伝えたい」思い...被災地支援…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 5
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 8
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中