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「イスラム国」、シリア北東部でキリスト教徒150人を拉致
2月24日、イギリスに拠点を置く非政府組織(NGO)シリア人権監視団が明らかにしたところによると、過激派組織「イスラム国」は、シリア北東部にあるキリスト教徒が住む複数の村を襲撃し、少なくとも90人を誘拐した。写真はシリアのコバニで戦闘中に「イスラム国」が発射したと思われるロケット弾。2014年11月撮影(2015年 ロイター/Yannis Behrakis)
[アンマン 24日 ロイター] - シリアのキリスト教徒の活動家らは24日、過激派組織「イスラム国」がシリア北東部で少数民族アッシリア人のキリスト教徒が住む複数の村を襲撃し、少なくとも150人を拉致したと明らかにした。
シリア国内外の非政府組織(NGO)を代表するキリスト教団体Syriac National Council of Syriaはロイターに対し、村からの情報として、女性や高齢者を含む住民が拉致されたとした。
これより先、英国に拠点を置くNGO、シリア人権監視団は、イスラム国が北東部ハサカ地域の付近にある少数派キリスト教徒が住む村を夜明け近くに襲撃し、90人を拉致したと発表していた。ハサカはクルド人が多く住む地域。
シリアのクルド人部隊は22日、米軍主導の空爆の支援を受け、シリア北東部にあるイスラム国の拠点を攻撃した。シリア人権監視団によると、攻撃にはアッシリア人も参加していた。
イスラム国から拉致に関する犯行声明は出ていないが、同組織の支持者は、襲撃があった村の付近で撮影したとする戦闘員の写真をインターネット上に掲載している。
*写真キャプションを修正して再送します。