米ＧＭ、72万台リコール ＳＵＶエンジンに不具合

　４月２９日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は、世界各国を対象にスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）とトラック７２万１０００台をリコール（回収・無償修理）すると発表した。デトロイトの同本社で２０２１年３月撮影（２０２５年　ロイター/Rebecca Cook）

［ワシントン　２９日　ロイター］ -  米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は２９日、世界各国を対象にスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）とトラック７２万１０００台をリコール（回収・無償修理）すると発表した。エンジンの不具合により、出力が喪失し、衝突するリスクが高まるという。

対象は２０２１年から２４年に生産されたキャデラックのエスカレード、エスカレードＥＳＶ、シボレー１５００、シボレーのサバーバン、シボレータホ、ＧＭＣのシエラ１５００、ユーコン、ユーコンＸＬ。

エンジンのコネクティングロッドとクランクシャフト部分に製造上の欠陥が生じた恐れがある。米国だけで６０万台近くが対象となる見通し。

ＧＭは、これまでに１２人の負傷者を出した１２件の衝突事故が、今回のリコールに絡む不具合に関連している可能性があると説明している。