午前の日経平均は続伸、米中貿易摩擦緩和期待で 買い一巡後は伸び悩み

4月24日、前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比375円78銭高の3万5244円41銭と、続伸した。写真は昨年2月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Hiroko Hamada
[東京 24日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比375円78銭高の3万5244円41銭と、続伸した。米中の貿易摩擦緩和の期待で前日の米国株が上昇した流れを引き継いで、日本株市場もしっかりの展開となった。朝方には一時、400円超高となる場面があった。ただ、買い一巡後は一進一退となり、伸び悩んだ。
日経平均は前営業日比326円高としっかりでスタートした後、一時419円高の3万5287円95銭まで上昇。指数寄与度の大きい半導体株や主力銘柄が買われ、相場を押し上げた。決算など個別材料を手掛かりにした物色もみられた。ただ、上げ幅がどんどん拡大する展開にはならず、上昇一服後は3万5200円近辺を軸に一進一退が継続。市場では「日米の財務相会談を控えて手掛けにくさもあるようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。
米政権は23日、中国との貿易戦争緩和に前向きな姿勢を示し、ベッセント財務長官は米中の高水準の関税は持続可能ではないとの認識を示した。これを受け米国株は上昇していた。
フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は「目先のテーマとしては企業の決算発表に関心が集まり、日経平均は3万5500円程度まで上昇する余地はあるだろう」と指摘。一方で「米関税の影響で業績予想の発表を見送る企業が増えてくると、先行き不透明感で上値は重くなりそうだ」という。
TOPIXは1.01%高の2610.44ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0597億8700万円だった。東証33業種では、非鉄金属、輸送用機器、その他製品など20業種が値上がり。陸運、小売、食料品など13業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロンが4%超高、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ルネサスエレクトロニクスが3%超高と、ハイテク株が堅調。
新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の公式サイトからの抽選に、国内だけで約220万人の応募があったと、前日明らかにした任天堂は5%超高と大幅上昇。一方、前日に決算を発表したファナックは3%超高だった。
ニトリホールディングス、イオン、東宝など、内需関連の一角は軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり897銘柄(54%)に対し、値下がりが697銘柄(42%)、変わらずが41銘柄(2%)だった。
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