任天堂株が急伸、スイッチ2抽選に「想定大きく上回る」応募を好感

4月24日、東京株式市場で任天堂が急伸している。3日、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で任天堂が急伸している。同社は23日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の公式サイトからの抽選に、国内だけで約220万人の応募があったと明らかにし、好感する動きが先行している。株価は一時5%超高の1万0990円に上昇した。
市場では「スイッチ2は空前の需要が生じているようだ。トランプ関税は予断を許さないが、株価は需要の強さを織り込む動きになり得る」(東洋証券の安田秀樹シニアアナリスト)との指摘がある。
同社の古川俊太郎社長がⅩ(旧ツイッター)で明らかにした。応募数は同社の想定を大きく上回り、24日の当選発表では、相当数の応募者が当選しない可能性があるとした。任天堂の今期は「コンセンサスの売上高は2兆円程度だが2.5兆円に上振れてもおかしくない」(東洋証券の安田氏)との見方がある。
任天堂は、需要の強さを受け、生産体制の強化を進めているとしている。