日経平均は反落で寄り付く、エヌビディアの時間外急落が水差す

4月16日、寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比17円72銭安の3万4249円82銭と、反落してスタートした。写真は東京証券取引所。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 16日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比17円72銭安の3万4249円82銭と、反落してスタートした。引き続き相互関税や円高が警戒される中、時間外取引でエヌビディアが急落したことが、前日までの堅調な地合いに水を差している。これから始まる日米交渉の行方を見守りたいとのムードもあり、徐々に模様眺めになるとの見方もあった。
エヌビディアは15日、人工知能(AI)向け半導体「H20」を巡り、輸出許可が必要になると米政府から通知があったとし、55億ドルの費用を計上すると明らかにし、これを受け時間外取引で同社株は約6%下落した。
個別では、トヨタ自動車が小高い。ソニーグループ、ファーストリテイリングなどもしっかりだが、東京エレクトロンなど半導体関連株に軟調な銘柄が目立つほか、ソフトバンクグループもさえない。