日本の成長率、米関税で下方修正必至 利上げは1%で打ち止めか=桜井元審議委員

4月4日、 桜井真元日銀審議委員(写真)は、ロイターのインタビューで、米政権の関税政策で日本経済は下押し圧力を受けるとし、日銀は5月1日に公表する展望リポートで、2025年度の成長率の予測を0.6―0.7%増程度に引き下げると予想した。写真は2016年4月、都内の日銀本店で撮影(2025年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 4日 ロイター] - 桜井真元日銀審議委員は4日、ロイターのインタビューで、米政権の関税政策で日本経済は下押し圧力を受けるとし、日銀は5月1日に公表する展望リポートで、2025年度の成長率の予測を0.6―0.7%増程度に引き下げると予想した。1月時点の予測は前年度比1.1%増だった。
桜井氏は、米国の関税政策の影響が指標などに表れる前の5月か6月に日銀が追加利上げする可能性があるものの、その後利上げペースは鈍化し、28年4月までの植田和男総裁の任期中に政策金利を1%程度まで引き上げる程度にとどまる可能性があると述べた。
*この記事の詳細はこの後インタビュー記事として送信します。