英利下げ観測強まる、5月利下げ確率77% 米相互関税受け

4月3日、 英国の金利先物市場ではトランプ米大統領が相互関税を発表したことを受けて、イングランド銀行(英中央銀行)の利下げ観測が強まった。ロンドンの同銀前で2月撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 3日 ロイター] - 英国の金利先物市場では3日、トランプ米大統領が相互関税を発表したことを受けて、イングランド銀行(英中央銀行)の利下げ観測が強まった。
市場が織り込む年内の利下げ幅は62ベーシスポイント(bp)前後。前日は54bp前後で、2回の25bp利下げが完全に織り込まれていた。
次回5月の中銀金融政策委員会で25bpの利下げが決まる確率は約77%に上昇した。
2年債利回りは0715GMT(日本時間午後4時15分)時点で約10bp低下の4.067%と、昨年10月23日以来の低水準。10年債利回りは4.533%と、3月4日以来の低水準。
英国に対する関税率は10%と、欧州連合(EU)の20%、中国の合計54%を下回った。
PwCのチーフエコノミスト、バレット・クペリアン氏は「英国に適用される関税率が最低限にとどまったことが一筋の光だ」とした上で「欧州の貿易相手国はより厳しい関税に直面することになるが、その経済的な痛みの一部はサプライチェーンや共通市場を通じて間違いなく英企業に波及することになる」と述べた。