オーストリア中銀総裁「ECB追加利下げの理由ない」、水準は中立

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、金利はユーロ圏の経済成長を抑制する水準にはなく、インフレも予想通り低下し続けているため、追加利下げを行う理由はないとの認識を示した。写真は2024年4月、ウィーンでロイターのインタビューに応じるホルツマン氏。(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)
[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、金利はユーロ圏の経済成長を抑制する水準にはなく、インフレも予想通り低下し続けているため、追加利下げを行う理由はないとの認識を示した。
ホルツマン氏はロイターとのインタビューで、1日に発表された3月のユーロ圏インフレ率の伸びが減速したことを歓迎しつつ、「インフレの低下は想定内だった」と言及。
その上で、ECBの金融政策は中立的であり、インフレは目標に収束しつつあるため「追加利下げの理由はない」と慎重な姿勢を示した。
欧州連合(EU)統計局が1日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比2.2%上昇で、2月の2.3%上昇から減速。サービス価格の上昇率も3.7%から3.4%に減速した。
これを受け、市場ではECBが16日の次回理事会で、6回連続の利下げを実施し、預金金利が足元の2.5%から2.25%に引き下げされるとの見方が強まった。
ホルツマン氏は前回3月のECB理事会で、利下げ決定を巡り唯一棄権している。