米当局、フォード車130万台調査 高速道路走行中にシフトダウン

3月24日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、米自動車大手フォード・モーターのピックアップトラック「F―150」について、米国内の約130万台の予備調査を開始すると発表した。写真は同社のロゴ。米ミシガン州 で12日撮影(2025 ロイター/Rebecca Cook)
David Shepardson
[ワシントン 24日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は24日、米自動車大手フォード・モーターのピックアップトラック「F―150」について、米国内の約130万台の予備調査を開始すると発表した。予期せぬシフトダウンと、これに伴い一時的に後輪がロックされたと報告があったという。
対象は2015─17年式のF―150。高速道路を走行時、運転手の操作や警告なしに予期せず低速ギアにシフトダウンし、車両が急減速したという苦情が消費者から138件寄せられたという。
同社広報担当者は24日、「調査を支援するためNHTSAに協力している」と説明。6速の車両が関係していると明らかにした。
NHTSAはリコール(回収・無償修理)を求める前に、予備調査をエンジニアリング分析に進めるかどうか判断する必要がある。