トランプ氏、NATO加盟国「防衛しない」 国防費不十分なら

トランプ米大統領は3月6日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が自国の国防費を十分に支払わなければ、米国は防衛しないと述べた。1月15日撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
Trevor Hunnicutt
[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が自国の国防費を十分に支払わなければ、米国は防衛しないと述べた。
ホワイトハウスで記者団に「常識だろう。彼らが支払わないなら、私は彼らを守るつもりはない」と語った。
トランプ氏は自身が長年このような考えを持ち、2017─21年の大統領任期中にNATO加盟国に伝えたと言及。こうした取り組みが各国の国防費増額を促したが、「今でも十分ではない」とし、「もっと払うべきだ」と述べた。
また、NATO加盟国は友人だが、フランスや「他の数カ国」は米国が有事の際に守ってくれるだろうかと疑問を呈した。「彼らがわれわれを守ってくれると思うか」と問いかけ、「そうすることになっているが、私は確信していない」と語った。
支出の問題が解決されれば、NATOは「潜在的に良いもの」と考えているとも述べた。