鉱工業生産1月は前月比1.1%低下、3カ月連続マイナス
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経済産業省が28日発表した1月鉱工業生産指数速報は前月比1.1%低下となった。写真は、川崎の工場の煙突。2015年8月、川崎で撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数速報は前月比1.1%低下と、3カ月連続のマイナスとなった。ロイターがまとめた事前予測は1.2%低下。
12月(確報値)の0.2%低下より大幅なマイナスだった。
業種別では、半導体製造装置が19.4%減少するなど、生産用機械のマイナス寄与が最も大きかった。スマートフォンで使うモス型メモリを含む電子部品・デバイスも5.4%減少し、下押し要因となった。
半面、自動車や鉄鋼・非鉄金属、化学は増産となった。
全15業種のうち9業種が低下、6業種が上昇。経済産業省は生産の基調判断を「一進一退」に据え置いた。
企業の生産計画から算出する予測指数は2月が前月比5.0%上昇、3月が同2.0%低下となった。
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