日経平均は小幅に3日続伸、方向感欠く 個別物色は活発
1月31日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比58円52銭高の3万9572円49銭と小幅に3日続伸して取引を終えた。写真は2024年2月、都内の株価ボード前で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Noriyuki Hirata
[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比58円52銭高の3万9572円49銭と小幅に3日続伸して取引を終えた。前日の米国市場での株高の流れが支えになったが、指数は方向感を欠いた。トランプ米大統領による高関税政策への警戒感がくすぶる中、週末でもあり積極的な売買は手控えられた。一方、決算などを手掛かりとした個別物色は活発だった。
日経平均は60円高で寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。ドル/円の円高が一服したほか、時間外取引の米株先物がプラスで推移し、投資家心理を支えた。決算などを手掛かりとした個別物色は活発だったが、指数は方向感を欠いた。日中値幅は、今年に入って最小の222円にとどまった。
市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過して材料待ち」(内藤証券の田部井美彦投資調査部長)との声が聞かれた。直近レンジの上限として意識されている4万円を明確に上回るには材料が必要とみられている一方、「(レンジの)上限付近に踏みとどまっているとみることもでき、底堅いと考えていいのではないか」(内藤の田部井氏)との見方もあった。
週前半に中国のAI(人工知能)「ディープシークショック」の台頭に揺れた半導体関連株は、東京エレクトロンがプラスの一方、アドバンテストはマイナスとなり、まちまちだった。
TOPIXは0.24%高の2788.66ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.24%高の1435.35ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆6090億4400万円だった。東証33業種では、値上がりは証券や非鉄金属、海運など17業種、値下がりはその他製品やゴム製品、サービスなど16業種だった。 決算などを手掛かりにした個別物色では、NECが大幅高となり昨年来高値を更新。大和証券グループ本社、商船三井はしっかりだった。一方、オリエンタルランドや第一三共は軟調。フジ・メディア・ホールディングスもさえなかった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.3%安の650.67ポイントと続落した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが606銘柄(36%)、値下がりは976銘柄(59%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39572.49 58.52 39574. 39,458
38 .95─39
,681.8
2
TOPIX 2788.66 6.73 2779.7 2,773.
1 38─2,7
95.21
プライム指数 1435.35 3.5 1430.0 1,427.
2 58─1,4
38.70
スタンダード指数 1277.37 1.75 1277.8 1,276.
7 50─1,2
79.33
グロース指数 836.77 -3.19 838.76 833.18
─838.7
6
グロース250指 650.67 -1.93 651.83 647.03
数 ─651.8
3
東証出来高(万株 189969 東証売買代金( 46090.
) 億円) 44
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