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USスチール、第4四半期決算は減収・赤字 需要環境さえず 

2025年01月31日(金)08時27分

 1月30日、米鉄鋼大手USスチールが発表した第4・四半期決算は、価格下落や不安定な需要環境を背景に売上高が減少し、赤字となった。写真は、同社工場の前に停車中の車両。2024年9月、米ミシガン州リバールージュで撮影(2025年 ロイター/Rebecca Cook)

[30日 ロイター] - 米鉄鋼大手USスチールが30日発表した第4・四半期決算は、価格下落や不安定な需要環境を背景に売上高が減少し、赤字となった。

調整後1株損益は0.13ドルの赤字で、LSEGがまとめたアナリストの予想と一致した。

売上高は前年同期比15%減の35億ドルで、こちらも予想と一致した。

米鉄鋼業界は、国内生産と輸入の増加で供給過剰に陥る中、流通業者が在庫を超える資材の購入を控えており、苦境に立たされている。

USスチールは、同社の買収を目指す国内の同業クリーブランド・クリフスとニューコアの試みをかわし、日本製鉄との合併計画を救済しようとしている。

一方、アクティビスト(物言う株主)投資家のアンコラは、USスチールのデービッド・ブリット最高経営責任者(CEO)を解任し、日鉄との取引を撤回するよう同社に圧力をかけており、9人の取締役候補を推薦している。

ロイター
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