仏サービス部門PMI、1月は48.9へ低下 需要低迷と政局不安で
1月24日、 S&Pグローバルがまとめた1月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.9と、前月の49.3から低下し、アナリスト予想(49.3)も下回った。パリ近郊で2022年2月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた1月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.9と、前月の49.3から低下し、アナリスト予想(49.3)も下回った。需要の低迷と政局不安が逆風となっている。
一方、製造業PMIは12月の41.9から45.3に上昇し、市場予想の42.3を上回った。
製造業と非製造業を合わせた総合PMIは48.3と前月の47.5から上昇し、こちらも予想の47.7を上回った。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は、「2025年初めの仏経済は期待外れだった。この国を経済的にまひさせているのは、主に政治危機だ」と指摘した。
「次回の予算採決はバイル政権の運命だけでなく、この国の経済的安定も決定することになる」と述べた。
今後1年間の事業見通しはおおむね中立的で、やや楽観的だった前月から悪化した。
調査対象企業は2020年10月以来の速いペースで人員削減を行った。