ドイツの輸出・鉱工業生産、11月は予想以上に増加 見通しさえず
1月9日、ドイツ連邦統計庁が発表した昨年11月の輸出と鉱工業生産はともに予想以上に増加したが、見通しはさほど明るくない。独ドゥイスブルグで20022年11月撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Maria Martinez
[9日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が9日発表した昨年11月の輸出と鉱工業生産はともに予想以上に増加したが、見通しはさほど明るくない。
11月の輸出は欧州連合(EU)域外からの旺盛な需要を受けて、前月比2.1%増。ロイターがまとめた市場予想は2.0%増だった。
EU域内への輸出は前月比1.7%減少したが、EU域外への輸出は6.9%増加した。
対米輸出は14.5%増、対英輸出は8.6%増、対中輸出は4.2%減だった。
輸入は稼働日・季節調整済みで前月比3.3%減少した。
貿易収支は197億ユーロ(203億ドル)の黒字で、黒字幅は10月の134億ユーロから拡大した。
一方、11月の鉱工業生産指数は前月比1.5%上昇。市場予想は0.5%上昇だった。
INGのマクロ担当グローバルヘッド、カーステン・ブルゼスキ氏は「11月の鉱工業生産の回復は、残念ながら第4・四半期の景気停滞あるいは縮小を避けるには遅すぎた」と述べた。
11月の鉱工業生産指数は稼働日調整後で前年同月比2.8%低下した。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、フランツィスカ・パルマス氏は、11月の鉱工業生産は持ち直したものの、生産水準は過去と比べると非常に低いと指摘。2022年2月のロシアのウクライナ侵攻前の水準を8%下回り、過去最高だった17年11月の水準を15%下回っていると述べた。
11月の鉱工業受注は前月比5.4%減となり、需要の低迷が続いている。パルマス氏は「産業界は複数の構造的逆風に直面しており、今年も苦戦が続くと予想される」と述べた。
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