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米中古住宅販売、11月は4.8%増の415万戸 8カ月ぶり高水準

2024年12月20日(金)01時36分

全米リアルター協会(NAR)が19日に発表した11月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.8%増の415万戸だった。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

[ワシントン 19日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が19日に発表した11月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.8%増の415万戸だった。

ロイターがまとめた市場予想の407万戸を上回り、8カ月ぶりの高水準となったものの、住宅ローン金利と住宅価格の上昇が依然として来年に向けた足かせとなっている。

9月に14年ぶりの低水準を記録して以来、2カ月連続の伸びとなった。前年同月比は6.1%増となり、2021年6月以来最大の伸びとなった。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「雇用の継続的な増加に伴い、より多くの買い手が市場に参入している」と述べた。

11月の中古住宅の在庫は前月比2.9%減の133万戸。供給は前年比17.7%増となった。

中古住宅価格の中央値は前年同月比4.7%上昇し、40万6100ドルとなった。住宅価格は4地域全てで上昇した。

11月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.8カ月。前年同月は3.5カ月だった。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。

住宅が市場に出ていた期間は32日。前年同月は25日間だった。

初めての住宅購入者の割合は30%。前年は31%だった。現金のみによる販売の割合は25%となり、前年同月の27%から低下した。

投げ売り物件などは2%で、前年同月からほぼ変わらず。

ロイター
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