英HSBC、一部の上級幹部を刷新 組織再編の一環
12月5日、英金融大手HSBCは、一部の上級幹部を刷新する人事を発表した。写真は、同行のブエノスアイレス支店前を歩く人々。4月9日撮影(2024年 ロイター/Matias Baglietto)
Selena Li
[香港/ロンドン 5日 ロイター] - 英金融大手HSBCは5日、一部の上級幹部を刷新する人事を発表した。ジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)がコスト削減と意思決定プロセス改善のために目指す組織再編の一環。
グローバル・プライベートバンキング・アンド・ウェルス部門のアンナベル・スプリングCEOは退任し、後任の暫定CEOとして来年1月1日付でゲイブリエル・キャステロ氏が就任する。
かつてモルガン・スタンレーやバークレイズで投資銀行事業を手がけたマシュー・ギンズバーグ氏もHSBCを去る。
米国部門のCEOにはリサ・マクギオフ氏が昇格する。過去10年余りで同社米国部門のトップに女性が就くのは初めて。
マクギオフ氏は現在、グローバルバンキング事業の共同責任者を務めており、今後は米国におけるホールセール事業の拡大を担うことになる。
エレデリー氏は「重要な改革の一段階が完了した。これは当社の戦略的に優先すべき措置を実行するための計画を進めるのに役立つ」と説明した。