アマゾンがアンソロピックに40億ドル追加出資 提携強化進める
米アマゾン・ドット・コムは、対話型人工知能(AI)「クロード」を手がける新興企業アンソロピックに40億ドルの追加出資を行う。アンソロピックが22日発表した。写真は同社のロゴ。5月20日撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
Arsheeya Bajwa Krystal Hu
[22日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは、対話型人工知能(AI)「クロード」を手がける新興企業アンソロピックに40億ドルの追加出資を行う。アンソロピックが22日発表した。
アマゾンは先にアンソロピックに40億ドル出資しており、出資額は2倍になる。ただ依然として持ち分は過半数未満にとどまる。従来の出資と同様に転換社債形式で、段階的に実施される。初回の出資額は13億ドルという。
複数の関係者によると、アンソロピックはアマゾンの支援を得て別の投資家からも資金調達する交渉を進めている。
マイクロソフトやアルファベット子会社グーグルなどとクラウド顧客向けAI関連サービスでしのぎを削っているアマゾンは、アンソロピックの主要なクラウドパートナーとしての地位を確立しつつある。
アンソロピックは最新モデルの提供を通じてアマゾン傘下のAWSから多額の収入を得ているほか、アマゾン製半導体を利用した基盤モデルの学習や導入を計画するなど、両社の提携関係は強化が進んでいる。