ニュース速報
ビジネス

ネスレ、コスト削減と広告強化発表 新CEOが成長戦略

2024年11月19日(火)17時30分

11月19日、 スイスの食品大手ネスレは広告とマーケティングを強化するとともに、2027年までに少なくとも25億スイスフラン(約28億3000万ドル)のコスト削減を行うほか、水事業とプレミアム飲料事業を独立したグローバルユニットに切り離す方針を示した。写真はスイス・オル部の同社工場で2月撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

Richa Naidu

[ヴヴェイ 19日 ロイター] - スイスの食品大手ネスレは19日、広告とマーケティングを強化するとともに、2027年までに少なくとも25億スイスフラン(約28億3000万ドル)のコスト削減を行うほか、水事業とプレミアム飲料事業を独立したグローバルユニットに切り離す方針を示した。ローラン・フレイシェ新最高経営責任者(CEO)の下で成長を促進する。

ヴヴェイで開催された資本市場デーのイベントで発表した。

ネスレは、通常の事業環境下における中期的なオーガニック売上高(為替変動や買収の影響を除いた実質的な売上高)伸び率を4%超、基礎的な営業利益率については17%との予想を示した。12月31日に終了する1年間のオーガニック売上高は推定ベースでおよそ2%増。

また成長を支えるため、広告・マーケティングへの投資を25年までに総売上高の9%まで増やすとした。今年発表した直近の年次報告書によると、23年の広告・マーケティング費用は売上高の7.7%で、前年比80ベーシスポイント(bp)拡大した。

マーク・シュナイダー前CEOは、コロナ禍でマーケティングと広告の予算を削減、イノベーション投資を減らし、売上高が伸び悩んだ。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

フィリピン大統領、トランプ氏と電話会談 同盟関係強

ビジネス

ユーロ圏経常黒字、9月は370億ユーロに拡大

ワールド

中国の小学校前で児童らに車突入、多数負傷の報道 湖

ビジネス

中国、市場開放と香港での株式上場・起債支援を表明=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴える息子...父親が投稿した映像が怖すぎる
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 6
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    白い泡が大量発生...インド「下水汚染された川」に次…
  • 9
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 10
    70代は「老いと闘う時期」、80代は「老いを受け入れ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 6
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 9
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中