インテル、第4四半期売上高見通し予想上回る 第3四半期は純損失
米半導体大手インテルが10月31日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。写真はインテルのマザーボード。6月5日、台北で撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)
Max A. Cherney Arsheeya Bajwa
[31日 ロイター] - 米半導体大手インテルが31日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。これを受け、株価は取引終了後の時間外取引で約12%上昇した。
インテルは第4・四半期の売上高を133億─143億ドルと予想。LSEGがまとめたアナリスト平均予想は136億6000万ドルだった。
第3・四半期は同社帰属の純損失が166億ドル。減損費用と構造改革関連費用が重しになった。前年同期は約3億ドルの純利益を計上していた。
部門別の売上高は、パソコン向け半導体などを含むクライアント・コンピューティング部門が7%減の73億ドル。アナリスト予想は73億8000万ドルだった。
人工知能(AI)半導体を含むデータセンター部門は9%増の33億ドル。アナリスト予想は31億6000万ドルだった。
受託製造事業(ファウンドリー)は44億ドルに減少した。
調整後の粗利益率は18%。アナリスト予想は37.9%だった。