ニュース速報
ビジネス

バーレ第3四半期は15%減益、ダム決壊引当金や鉄鉱石価格下落で

2024年10月25日(金)12時17分

 10月24日、ブラジルの資源大手バーレが発表した第3・四半期決算は、鉄鉱石価格の下落や鉱山ダム決壊事故を巡る引当金計上が響き、15%減益となった。写真はバーレのロゴ。ブラジルのブルマジーニョで2019年1月撮影(2024 ロイター/Adriano Machado)

[リオデジャネイロ/サンパウロ 24日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレが24日発表した第3・四半期決算は、鉄鉱石価格の下落や鉱山ダム決壊事故を巡る引当金計上が響き、15%減益となった。

純利益は24億1000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想(16億5000万ドル)は大きく上回った。

純売上高は前年比10%減の95億5000万ドル。アナリスト予想は94億4000万ドルだった。

同社が今月初めに発表した第3・四半期の鉄鉱石生産は四半期として2018年以来最高となったが、微粉鉄鉱石の実勢価格が14%下落し、利益を圧迫した。

調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は18%減の36億2000万ドルで、アナリスト予想の36億1000万ドルとほぼ一致した。

バーレは豪BHPとの合弁会社サマルコの鉄鉱石鉱山で15年に起きたダム決壊事故を巡り、引当金9億5600万ドルを追加計上したと明らかにした。

3社は事故を巡る和解案でブラジル当局と合意に向けた協議を進めている。バーレは25日に合意文書に署名するとの見通しを示した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米イーライリリー、ノボの母国デンマークで肥満症薬発

ビジネス

世界の食品大手、中国で値下げとネット販売強化 消費

ビジネス

米エヌビディア、印リライアンスに次世代AI半導体供

ワールド

カナダ、移民受け入れ抑制へ 住宅・社会サービス逼迫
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 2
    日本は働き手の「やる気」で世界最低...石破首相、「無気力ジャパン」をどうしますか?
  • 3
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 4
    北朝鮮を頼って韓国を怒らせたプーチンの大誤算
  • 5
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…
  • 6
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 7
    「国産メーカー優先」をやめたNTTドコモ...経済安全…
  • 8
    巨大な閃光に歓喜の雄叫び...ウクライナ軍が「100年…
  • 9
    ウクライナ軍、長距離ドローンでロシア領内の軍用飛…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料を1ウォンも払わず 「連絡先分からず」と苦しい言い訳
  • 4
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 10
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 9
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中