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サムスン印工場のスト、労働者側が和解案拒否 スト2カ月目に

2024年10月09日(水)17時12分

10月9日、インド南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊にある韓国サムスン電子の工場で行われているストライキでは、サムスンが提示した和解案を労働者側が拒否した。写真は9月、チェンナイでストライキを行うサムスン従業員(2024年 ロイター/Praveen Paramasivam)

Praveen Paramasivam

[チェンナイ 9日 ロイター] - インド南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊にある韓国サムスン電子の工場で行われているストライキでは、サムスンが提示した和解案を労働者側が拒否した。ストは9日で2カ月目に入った。

この工場は、サムスンのインド国内での2022─23年の売上高120億ドルのうちの約5分の1を占める。9月9日以降、1000人以上が工場近くに仮設テントを設けて操業を妨害し、賃金引き上げや組合の承認などを求めて抗議活動を続けている。

ロイターが入手した和解案によると、サムスンは今週、3月まで毎月5000ルピー(約60ドル)の報奨金を支給すること、エアコン付きバスを増車すること、カフェテリアのメニューを多様化すること、出産時に24ドルのギフトカードを支給することを提案した。

一方、抗議活動を主導する労働組合「CITU」は、組合を承認していないとして和解案を拒否。組合幹部は「ストを続ける。政府に圧力をかけるため、抗議を強化する」とロイターに語った。

サムスンは声明で、和解案に署名したとした上で、懸念に対処するため労働者側との交渉を続けると説明したが、ストについてはコメントしなかった。

ロイター
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