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ヘッジファンド、商品関連株買い 過去5カ月で最速ペース=ゴールドマン

2024年07月09日(火)02時19分

ヘッジファンドは7月5日までの1週間に、コモディティー(商品)関連株を過去5カ月で最も速いペースで買い進めたことが分かった。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ロンドン 8日 ロイター] - ヘッジファンドは7月5日までの1週間に、コモディティー(商品)関連株を過去5カ月で最も速いペースで買い進めたことが分かった。ロイターが8日確認したゴールドマン・サックスの顧客向け資料から明らかになった。

先週は熱帯低気圧「ベリル」がカリブ海周辺地域に被害をもたらす中、エネルギー株が下落した。米石油大手シェブロン、エクソンモービル、英シェルは先週、0.5%─1.5%前後下落した。

それでも、ヘッジファンドではエネルギーや資材株が先週最も買われた分野の一つだった。

石油・ガス企業の他、容器・包装、金属・鉱業関連の会社もヘッジファンドの関心を集めた。

一方、紙や林産物、化学品は売りが買いをやや上回った。

全体としてコモディティー価格と連動性の高い分野は3週連続で買われた。価格が上昇すると見込んだヘッジファンドによる買いが主にけん引した。

株式への投資に回帰する動きも見られ、株式は3週ぶりに買い越しとなった。欧州とアジアがけん引した一方、中国株は4週連続で売られた。世界全体で買い越しが多かったのは工業、金融、エネルギー関連。売り越しが目立ったのは通信サービス、テクノロジー、公益事業だった。

ロイター
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