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前場の日経平均は小反落、クリスマス休暇で動意薄
12月25日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比14円87銭安の2万2887円89銭となり、小反落した。写真は都内にある証券会社の株価ボード前で2015年2月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比14円87銭安の2万2887円89銭となり、小反落した。前週末の米国株は小幅安。外部環境に買い手掛かり材料が乏しい中、小幅に上昇して始まった後は利益確定売りに押された。クリスマス休暇入りした投資家も多く動意薄の展開。東証1部の午前の売買代金は7700億円と薄商いだった。
TOPIXは前週末比0.10%安で午前の取引を終了した。セクター別では不動産、鉱業、陸運がしっかり。半面、海運が下落率トップとなったほか、銀行、証券など金融セクターが軟調だった。
22日に2017年3─11月期決算を発表したニトリホールディングス<9843.T>は、低調な利益の伸びが嫌気されて一時9%を超す下落となった。東証1部銘柄の値下がり率でトップとなったが、前引けにかけて下げ渋った。市場では「国内消費は賃上げや値上げの浸透、株高による資産効果などの期待もある。小売セクターに関しては下げたところでは買いも入りやすい」(フィリップ証券リサーチ部長の庵原浩樹氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり722銘柄に対し、値下がりが1250銘柄、変わらずが92銘柄だった。