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中国、来年のM2伸び率目標を過去最低水準に設定へ=現地紙

2017年12月25日(月)12時31分

 12月25日、チャイナ・デーリー紙は、中国政府は債務リスクを抑制し資産バブルを防止するため、2018年の同国のマネーサプライM2の伸び率目標を過去最低水準となる9%前後に設定する見込み、と報じた。写真は北京で昨年3月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[北京 25日 ロイター] - 25日付のチャイナ・デーリー紙は、中国政府は債務リスクを抑制し資産バブルを防止するため、2018年の同国のマネーサプライM2の伸び率目標を過去最低水準となる9%前後に設定する見込み、と報じた。

中国におけるハイレベルの政策協議に関与する複数のエコノミストらの情報として伝えた。チャイナ・デーリーは、金融リスクは中長期的な中国経済の安定にとって、最大のリスクとなったと指摘した。

11月のM2伸び率は前年同月比9.1%と、政府の通年目標の約12%を下回った。政府がリスクの高い銀行活動への取り締まりを強める中、中国人民銀行はM2の伸び鈍化を「新常態」と位置付けている。

政府のM2伸び率目標は、この10年は12─17%程度だった。

ロイター
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