独輸出入、来年は過去最高の見込み＝卸売・貿易業連合会

　１２月１９日、ドイツ卸売・貿易業連合会（ＢＧＡ）は、２０１８年のドイツの輸出と輸入がいずれも過去最高になるとの見通しを明らかにした。写真はキール港、１月撮影（２０１７年　ロイター/Fabian Bimmer）

［ベルリン　１９日　ロイター］ - ドイツ卸売・貿易業連合会（ＢＧＡ）は１９日、２０１８年のドイツの輸出と輸入がいずれも過去最高になるとの見通しを明らかにした。米、欧州連合（ＥＵ）諸国、中国の景気回復の恩恵が引き続き独企業に及ぶとの見方を示した。

輸出は５％増の１兆３０００億ユーロ（１兆５３００億ドル）、輸入は７％増の１兆１０００億ユーロと予想している。

ＢＧＡは米トランプ政権の保護主義的な政策を世界貿易機関（ＷＴＯ）のルールに基づく自由貿易体制への最大の脅威と位置付けた。

ＢＧＡのビングマン会長は記者発表文で「数十年間にわたってＷＴＯにより保証されてきたルールに基づく自由貿易がわれわれには必要だ」とし「米国の貿易政策が（ＷＴＯを）弱体化させる狙いがあるとすれば警戒が必要だ」と指摘した。